2010-03-15から1日間の記事一覧

裁判は3回できるというのは、嘘

医療裁判では、原告は裁判準備が不十分なまま突入することが多く、意見医師の確保や被告の反論に対しての有効な攻撃が即座にできず、被告に有利な論理展開に翻弄されて、敗訴することが多いのではないかと思う。 一審が控訴審(高裁)で逆転されることは新証…

カルテの任意開示などするな

患者によるカルテ(及び検査表や看護記録など)の閲覧は、医療側の襟を質すシステムであるし、患者本位の医療という考え方のひとつの表れで歓迎すべきことなのですが、カルテには患者の心理的側面への対処の記述があって、それが現在進行形でオープンにされ…

何のためのカルテ閲覧か?

患者本位の医療という考え方としては、患者のカルテ閲覧は間違い。 カルテには患者の心理的側面への対処の記述があって、それが現在進行形でオープンにされることは、その配慮を無意味あるいは害悪にするから、「患者用カルテ」が生まれるだけ。そもそも診察…

医療裁判の準備

提訴前にご注意いただきたいのは、「弁護士による調査」は、「ちょっと知り合いの医者に聞いてみる」だけのことです。3分聞くのに、数カ月は平気でほったらかしにします。弁護士に期待をしないでください。彼らはなにもやりません。動かすのは、依頼者の役…