出会いというもの

 某病院にて看護師さんと話をした。どうでもいいようなことだが、ご存じないことに対する応答の仕方から、この人はかなり有能なベテランだと知れた。かような人が他の人でも代行できそうな部署にいることに驚いた。人材が溢れている病院だった。
 ついでだから、気道と食道の関係と胃チューブの誤挿入について聞く。アムザにハントしたいところだった。

 常用していた1400円の鞄が壊れたので、15000円のドンケのF808の黒色を買う。
 カメラバックはいろいろ購入したが、大型ストロボを持ち運ばないような撮影なら、少し高いが丈夫なドンケのF2やF3のタンが一番いいだろうな。さっと取り出して撮影するにはクッションなどのない布袋が良いのだ。 次回買おうと思う。


 夕方に定例のビラ蒔きにゆく。10の労組の合同演習。いや、合同行動だ。来週、ロングランの証人尋問を迎えるTさんも来ていたので激励。

 合同行動は各労組から20人ほどが来ていた。久しぶりにコンタックス167MTを持ち出して17㎜のトキナーをつけて、その様子をモノクロフィルムで撮影した。ISO3200の増感処理で15分の1秒シャッターが切れた。まだ現像はしていない。

 このとき、ひとつの出来事を知った。ユニオンに相談に来ていた人が昨年の晩秋に自殺したと、遺族となった奥様から連絡があったそうだ。僕はその方と直接面談することはなく、たまたまバックヤードで、病気を調べて、労災認定について厚労省などに問い合わせをしただけだった。直接会っていなくてよかったと思いつつ、自殺は止められないにしても、せっかくだから会っておきたかったとも思う。人の運命などわからないもの。非情な状況だったようだ。
 死んでは駄目だと思いながら、人ごとではないというところが苦しい。

 終わってからロゴスキーに先日の挨拶にゆくと、かつてフォークソングの黄金時代を作ったゆかりの人を紹介された。なかなか特異なパーソナリティーの持ち主で会話がはずんで、またまた3時間半を居座り、いい加減にしろと店主に追い出された。
 氏は、なんと「資本論」の研究会を開いているという。
 その御仁を撮影した。僕のポートレイト技法は、画面の3分の1に人物を配置して空間を広くとるというものだ。まあまあのカットになったので、写真屋さんでプリントすることにする。撮影カメラは、昔の100万画素のカシオのカード型EXILM。知人に2000円で譲ってもらったものだ。同じものを3台もってる。

 帰宅すると、医療過誤事案の人から、裁判を考えているとのメールがあった。慌てないようにとの返信をする。 苦しい状況から裁判を検討されているようだけども、裁判をやるともっと苦しくなる。こういう問題はなんとかしないといけないと思うのだが。