水槽の育成
120㎝スリム水槽幅20㎝。
ジャリに底面フィルターを全面に敷いて両端からエアリフト。
外掛けフィルターには、活性炭とゼオライトで匂いとり。
活性炭は1年分ほどを大量に買った。
効果にはいろいろな意見があるが、なんとなく良いような感触があるし、
室内水槽の匂いをほぼ完全に消すには、使うしかない。
水質が安定すれば臭くはないと言われるが、
閉め切ることが多い冬ではやはり気になる。
水槽内の吸盤部を廃止して、ガラス掃除を楽にした。
ミッキーマウスプラティー、カージナルテトラ、アカヒレ。
水槽を立ちあげてから、16日目。
ガラス面と水草にビロード状の薄い藻が発生。
理由は、
タネ水タネ砂利をいれたが、濾過パクテリアが不足していること。
直射日光を当てて、窓をあけて外気との接触をさせていること。
照明時間も長いときがある。
生体の数が多いこと。
餌をやりすぎていること。
匂いとりのゼオライトも影響しているかもしれない。
安定するまで、このままほかっておく手もあるようだが、それは恐ろしい。
藻取りのオトシンネグロを2匹くらい入れたいところ。
ヤマトヌマエビも強力だが、別の水槽でカージナルが襲われた可能性がある。
水泡ができていたカージナルがいた。
確証はないが、なんとなく、ヤマトに襲われた外傷からの感染ではないかと考えた。
カージナルの水泡の場合は、寄生虫の可能性もあったが、
つかまえてタオルやティッシュでおさえて、
ルーペを見ながら毛抜きを使うのは面倒で、そのままにしておいた。
結局、自然に治った。
他のにうつることはなかったので、やはりヤマトの襲撃だったのだろうと思う。
寄生虫がいるのかもしれないが、結局は基礎体力があれば大丈夫なのではなかろうか。
ともあれ。藻との闘いがはじまった。
ヘロヘロになっているのが、2匹。
5歳くらいのアカヒレと2歳くらいのプラティー。
アカヒレは、この水槽の最長寿。
プラティーはずっと前から調子が悪かった。
隔離して絶食療法も試したが、あまり変わらないので、やめにした。
もう駄目だな、あと3日だな、と何度も思ったが、ずっと生きている。
他の魚が病気になることもない。
両者とも、病気というより、体力を消耗して故障したという感じなのだろう。
つまり、水槽の状態は悪くないということだ。
濾過システムをあれこれと施した室内水槽よりも、
ジャリを敷いただけの外置き水槽のほうが格段に安定する。
新鮮な空気は、都会であっても有用なのだろう。
そういうのを目の当たりにすると、大気の力を実感する。
それに気づいてからは、部屋の空気を入れ換えるようにしている。
これは熱帯魚のためでもあるが、人間である自分のためでもある。
水槽に直射日光をあてるのも、雑菌を殺す目的がある。
そんなことを書いているアクアリストは見当たらないし、
日光が必要なのは、夜勤労働者の僕のほうだろうが。